君の柔らかい髪が短くなって 少し透ける空に呼吸をする
 何十回、何百回と繰り返した 約束も嘘もどうでもいい
 ふわり、浮かんで 「これだけでいいよ」って 「それだけでいいの?」って
 目も耳も澄ました 君の声にとぐろを巻く悪さと
 眠っているより穏やかな君の下 溺れたいな
 見つめて色づいた視線を 指で弾いて鳴らす弦楽
 二人の空気が揺れに揺れたら 君は泣いてくれるかな
 君を放って笑いたいよ 背中で受けとめたい
 耳鳴りが削れた 歪んでいていい、確かな答えを
 「愛してる」は嫌いになるよ ふれたいだけ
 君といたいよ、君といたい 泳ぎたい
 痛くて、苦しい、苦しい、苦しい